
「処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星」 の感想です。
※ネタバレは極力しないようにしていますが、若干ネタバレしている場合もあります。
感想を見る際にはご注意ください。
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攻略順について:ビビろぐ的エロゲ攻略順ガイドライン
【攻略順】
私の攻略順は、「鏡子 ⇒ 茉理 ⇒ すみれ&あやめ ⇒ 花 ⇒ 美玲衣 ⇒ 織女」という順番でプレイ。
おすすめ攻略順は特にないのでお好きな順番で良いと思うんですが、個人的にはメインの美玲衣・織女はあとにプレイした方がいいかなぁと。
【グラフィック】
原画はのり太さん。
最近ののり太さんの描く女の子はとても自分好みなんですよね。
顔アップCGであったり、主人公がヘコむCGなど、シリーズお馴染みのものが今作もあって嬉しい限りです。
特に主人公が凹むCGは表示されるテキストが作品を重ねるごとに華やかになっていっているのでコミカルな演出とともに余計にニヤニヤしちゃう。
【音楽】
ボーカル曲7曲、BGM55曲。
過去2作から引き継がれてる曲がいくつかありますがボリュームたっぷり。
ボーカル曲はYURIAさんとゆいにゃんという変わらないお二人が担当されているので安心感抜群ですし、BGMではシリーズお馴染みのものがいくつかあり、これらが流れると「あぁ、今おとボクやってる・・・」とおとボクの心地良い世界にどっぷりと浸れるので幸せですね。
プレイ中に流れる過去挿入歌を含めた曲を聴いていると「ゆいにゃんのバラードを歌う力量がめちゃくちゃ上がってる・・・!」と気づけて面白いなぁと。
それにしても、星影灯めちゃくちゃ好き。
【システム・演出】
やっぱりおとボクシリーズは主人公ボイスもフルボイスが良かったよ・・・。
今回は過去2作と違って主人公ボイスはパートボイスなんですが、声が主人公と合っていたからこそ主人公ボイスがなくなってしまった部分のシナリオには物足りなさを感じてしまいましたね。
システム面では注釈ウインドウがバックログで確認できるようになったのが個人的に一番嬉しかったことでしょうか。
特に大きな不満はないんですが、強いて挙げるなら「次の場面へ」機能は待ってる時間が微妙に長くてもどかしかったので一瞬で飛んで欲しかったなぁ・・・と。
【シナリオ】
プレイ時間は私のプレイ速度で37時間くらいというボリューム。
今作は1作目・2作目の舞台である聖應女学院ではなく聖セラール女学院と変わってしまいましたが、主人公の編入から始まって卒業までを描くという構成は変わらず。
舞台は変わっても心地良さを感じる雰囲気と言葉運びが美しいテキストはいつまでもプレイしていたくなりますね。
「密お姉様」っていうよりも「密ママー!」と言いたい気分になるくらいには今作の主人公は母親味を感じた気が。
エピソード分岐の組み合わせのせいなのか、シナリオの齟齬が見られて辻褄が合わなくなってる部分があったのがかなり気になりましたね。
【エッチシーン】
エッチシーンは、鏡子が3回、織女・美玲衣・花・茉理が2回ずつ、すみれ&あやめが3回の合計14回。
すみれ・あやめ姉妹がセットなのは仕方ないですが、メインである織女・美玲衣の2人くらいはもう少し回数あって欲しかったなぁと。
ただ、甘えてくる鏡子さんと美玲衣が可愛くてもうこれだけで大満足でございました。
【ヒロイン】

◆茨 鏡子
鏡子さんのキャラとても好き。
密を始めとして周りに吐く毒舌がなかなかに痛快でしたね。
特に花ちゃんに対するやりとりは大変好きなのでもっともっと見たかった・・・。
鏡子さんとのお風呂シーンでの「こっち向いて」っていうCG、最高に好きです。

◆仲邑 茉理
不思議ちゃんみたいな感じなんですが、密に対してぐいぐい来る積極さがグッと来ましたね。
「私は女の子を好きになってしまう子なのかも」という葛藤が垣間見える仕草がとても可愛らしかったなぁ。
茉理ルートはこの作品の中でもかなり好きでしたね。
顔を胸の谷間に埋もれさせてください。

◆迫水 すみれ & あやめ
どこまでも真面目でたくましいすみれとお転婆なあやめの双子姉妹はキャラ的にはとても好き・・・なんですけど、二人のルートはなんというかとても物足りない内容で、悲しかった・・・。なんであんな事に・・・。
おまけシナリオの美海・月子の海月姉妹のお話の方がとても良かった気が・・・。

◆伊澄 花
花ちゃん、くっそ可愛い。
もう随所で花ちゃんの行動が可愛すぎて「あぁ、花ちゃん可愛いなぁ」という言葉が口から出まくっていましたね。
特に告白した後の転げ回る花ちゃんが最高に可愛くてずっと見ていたい。
花ちゃんシナリオは花ちゃんの成長物語を見ているかのようで、心温まるお話でこの作品で一番好きな内容でしたね。
ところで、よもぎすふれさんって誰かの別名義だったりするんですかね。

◆正樹 美玲衣
美玲衣も花ちゃんと並んで可愛かったですね。
最初は密や織女に対して攻撃的な態度も次第に軟化していって可愛らしい一面を見せる過程も良かったですし、個別に入ってからのたたみかけてくる可愛さの嵐は悶えましたね。
そして何よりもキミリア寮メンバーと乗り越えていくシナリオがすんごくグッと来ましたね。特にラストのCGは胸熱でした。

◆風早 織女
密好き好きオーラがものすんごいお嬢様でしたね。
チャンスがあれば密と一緒に何かをしようと虎視眈々と狙ってる織女は微笑ましい可愛さがありましたね。
織女ルートは告白シーンが大変良かったなぁ・・・。ああいうのとても好き。
こういう花園めいさんキャラ、個人的にとても好きです。
【総評】
いやぁ、やはりおとボクシリーズの美しい言葉運びだったり心地良い楽曲であったり作品全体の尊さ溢れる雰囲気はたまらなく佳いですね。
まぁ過去2作と比べると少し物足りなさを感じる内容ではあったんですけど、ヒロインとしてはおとボクシリーズの中で一番気に入った子が多い作品だったかなと。
特に花ちゃん可愛い。とても可愛い。
もういつまでも花ちゃんをからかってるシナリオを見ていたい。あわあわしてる姿をいつまでも見ていたい。
今作だけプレイしても問題ない内容なんですが、1作目・2作目をプレイしているとニヤっとできる人が出てきたり、シリーズ定番のイベントなどもあるので、プレイするなら是非1から順番にプレイして欲しいですね。
それにしても、おとボク3をプレイするにあたって1から一気にプレイしたんですけど、振り返ってみてもおとボク1はすごい作品だなぁと・・・。