
「千の刃濤、桃花染の皇姫」 フルコンプしましたっ!
以下感想です。
※ネタバレは極力しないようにしていますが、若干ネタバレしている場合もあります。
感想を見る際にはご注意ください。
その他エロゲの感想はこちらをご覧下さい。
【プレイ時間と攻略順】
プレイ時間は私のプレイ速度で28時間くらいというボリュームでした。
私の攻略順は、「滸 ⇒ 奏海 ⇒ エルザ ⇒ 古杜音 ⇒ 朱璃」という順番でプレイ。
シナリオは階段分岐なので攻略順としては逆らわずにこの通りにプレイするのが良いかと。
各ルートクリアごとに余談が追加されていくのですが、追加されたタイミングで見ていくのがオススメ。
【グラフィック】
原画はべっかんこうさんと夏野イオさんのお二人。
夏野イオさんの描く女の子は以前にも増して魅力的になりましたね。とても好みです。
背景からキャラクターの服や装飾品などの小物等の細かい部分に至るまで美麗で素晴らしいですね。
特に質感が個人的にとても好みなので1枚1枚CGをじっくり見てしまいました。
相変わらずオーガストのCGクオリティは高いなぁ・・・とただただ感心するばかりです。
【音楽・ムービー】
ボーカル曲が4曲、BGMが52曲。
いやぁ・・・テーマ曲、OP曲2曲の和ロックな曲がたまんないですね。
特に中恵光城さんが歌う「桃花染に咲いて」はムービーと合わせてとても好き。
ムービーは映像が横に流れていく冒頭部分がかなり好きですね。
大ボリュームですし、ボーカル曲・BGMと和テイスト尽くしな楽曲はプレイしていてとても心地良かった・・・。
ユースティア同様に臨場感のあるBGMはシナリオとの相乗効果で良い感じに気持ちが高ぶりながらプレイできて良かったですねぇ。
ところで、菜摘が歌う可愛い可愛いアイドル曲の実装はいつでしょうかね?
【システム・演出】
いやぁ・・・演出素晴らしかった・・・。
大図書館の羊飼いの時も一歩先を進んでいるような演出にはかなり驚いたんですが、立ち絵と背景を上手く組み合わせて一枚絵と見間違ってしまうような魅せ方などさらに進化を遂げていて、「素晴らしかった」というこの一言に尽きるほど随所に一瞬で引き込まれる凄さがありましたね。
「おぉ・・・なんだこれ!?今の演出すごいな・・・」と何度思ったことか。
特に戦闘シーンなどで瞬時に移動するときとかの消える演出とかかなりグッときましたね。
新たな驚きをたくさん与えてくれた演出の数々は、「E-moteを使ってないのによくもまぁこんなに動きのある演出ができるなぁ・・・」と感嘆の声しか出なかったです。
あ、あと時報機能が新鮮で面白かった・・・というか最初そういう機能があることを全く知らなかったのでめちゃくちゃビビりましたw
【シナリオ】
穢翼のユースティアが個人的にとても好きで同じような方向性の千桃にはかなり期待していましたが、期待に応えてくれる面白さがありましたね。
ボリューム的には決して短くはないんですけど、「展開が急ぎすぎかな・・・」という部分も多少あったり、色々と詰め込んだ内容だったためか割とあっという間に終わってしまった気がしましたね。
まぁそれほどのめり込まされたとも言えるのかな・・・。
テンポ感よく読み進められ、美しい終わり方を迎えたので個人的にはとても満足でございました。
ただ、シナリオは朱璃ルートのためのシナリオという感じなので、他ヒロインルートはおまけ感が強く、朱璃より他のヒロインが好きでそっちのシナリオに期待していた人にとっては物足りないかも。
古杜音はまだ良かった方ですが、滸・奏海・エルザの3人は悲しい運命を辿りましたね・・・。
【エッチシーン】
エッチシーンは、メインヒロインが4回ずつ、サブヒロインが4回の合計24回。
今回は構図が良かったのか塗りのおかげか、なんだかいつも以上にグッと来るシーンが多かったような。
エルザ流カウンターアタック、私大好きです。
そして古杜音のわんわんおねだり・・・とてもとても大好きです。破壊力抜群で死にました。
とても、とてもとても満足です。
【ヒロイン】

◆稲生 滸
滸の立ち絵は腋が常に見えて最高ですね。
表向きの凛々しい姿や緊張すると無愛想な口調も良いですが、主人公に見せる可愛い反応のギャップがとても良かったですね。
個人的に滸はこの作品の中で好きなヒロインなので滸シナリオが予想以上にあっさりで悲しみが・・・。
そういう雰囲気の作品じゃないとは思いますけども、もっと滸とイチャイチャしたかった・・・。

◆鴇田奏海
立場上他ヒロインと比べて出番やらかけ合いが少ないですが、実に清々しいまでのお義兄第一主義の妹でしたね。
か弱そうに見えて実は度胸が据わっていて、立場を利用してお義兄様を近くに置こうとする姿は見ていてなかなかに面白かったです。・・・可愛くもあり、怖い妹だ。
それにしてもエッチシーン本番前のスカートだけ脱いだ立ち絵がとても良かった・・・。

◆エルザ・ヴァレンタイン
エルザさん、エロい。
何より下半身がエロい。
あの軍服にガーターとかエロすぎるにもほどが・・・。
たまに演出で立ち絵がエルザの太もも辺りのアップになるんですけども、それが大変セクシーでたまらんかったですね。ありがとうございます。
そのおみ足での足コキ、最高のご褒美でございました!ありがとうございます!

◆椎葉 古杜音
古杜音かわいい古杜音かわいい古杜音かわいい古杜音かわいい古杜音かわいい古杜音かわいい古杜音かわいい。
わんわんが可愛すぎて私の精神が崩壊しました。
あと、朱璃と言い合って「ぷん」と拗ねたところもめちゃんこ可愛くて崩壊しました。オーガストさん、ボイス登録機能まだですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!早くうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
喜怒哀楽の表情をコロコロと変える姿に自然とニヤニヤしながらプレイしていましたね。
もうずっと見ていたい。いつまでも見ていたい。お饅頭で餌付けしたい。

◆宮国 朱璃
どこまでも真っ直ぐな気高さにとことん魅了されるヒロインでしたね。
朱璃ルートはこの作品のメインとなるシナリオだったこともあり、朱璃の美しい見せ場の数々はCGと合わせてその度に惚れ惚れとしてしまいました。
遥そらさんの演技、とても良かったなぁ・・・今年演じられたヒロインの中でも特に良かった気がする。
【総評】
あらゆる面でやはりオーガストは凄いな・・・と思わせてくれる作品でしたね。
穢翼のユースティアと同じような雰囲気漂う作品ってことでそれはもうかなりの期待を寄せていましたが、その期待に応えてくれる内容で、目一杯楽しませて頂きました。いやぁ、面白かった。
シナリオを期待していたのはもちろんなんですけど、ここ最近のオーガスト作品の演出は本当に素晴らしいのでその辺りにも注目していました。
前作でも十二分な素晴らしさだったのに、さらに進化を遂げて新たな驚きをたくさん魅せてくれた演出の数々は、本当に度肝を抜かされました。
この演出のおかげで常に没頭することができましたし、読み進めるのが楽しくて楽しくて仕方なかったですね。ブラボー。
今作も濃密な時間をありがとうございました。大変満足です。
オーガストさんには今後もこういう方向性の作品を作っていって欲しいなぁ・・・。
次回作も期待しています!
あ、とあるおまけルートで「ほわぁ……美味しいです~」のセリフが私にとって中の人的にご褒美すぎて、ヘッドホンで聴くと耳が幸せすぎて最高でした。みんな試すと良いよ。