【プレイ時間と攻略順】
プレイ時間は私のプレイ速度で21時間くらいというボリュームでした。
私の攻略順は、「藍里 ⇒ ゆめ ⇒ 未喜 ⇒ 詩乃 ⇒ Re:Call ⇒ Piece of Memory」という順番でプレイ。
おすすめ攻略順としては、詩乃ルートは最後固定みたいですし他3人は好きな順番で良いかと。
【グラフィック】
原画は秋空もみぢさんと蒼月しのぶさんのお二人。
ロリ未喜の写真が今作のCGの中で一番お気に入りです。あの笑顔超可愛い。
CGボリュームも十分でしたし、満足満足。
【音楽・ムービー・ボイス】
ボーカル曲が2曲、BGMが24曲。
ボーカル曲はOP・EDどちらの曲も素敵すぎる曲なんですが、特にシモツキンが歌う「Re:Call」が鳥肌モノでして。
1番を詩乃ルート、2番をRe:Call、最後はエピローグと丸々一曲メインシナリオに沿った歌詞が実に感動的で・・・。
しかも詩乃ルートとRe:Callのエンディングでは「Re:Call」が流れ、それぞれのルートで該当する部分が流れるので余計に感動が増長されて、もう涙腺崩壊しっぱなしでしたね。
いやぁ、本当に素敵な曲・・・素晴らしい。大好き。
BGMの方はスローテンポの優しい曲が主体でプレイしていて心地良かったですね。
胸に訴えてくるというかこう・・・自然と涙を誘ってくれるような楽曲が多くて素敵でした。
【システム・演出】
システム面は必要な機能は揃っていますし、特に不満なく。
演出面で特筆したいのはRe:Callルートのエンディングですね。
反時計回りしていた秒針が途中で歌とリンクして時計回りになる演出は鳥肌モノでしたね。
歌を聴いて感動してるところにさらに追い打ちをかけるかのような演出・・・いやぁ、実に良かったです。
【シナリオ】
よくあるタイムリープもののシナリオですが、この作品では過去に戻ってどう足掻いても未来は変えられないというあんまり見ない設定で新鮮さがあり、時間遡行しても変えられない確定してしまっている未来とどう向き合ってどう乗り越えていくのかという展開はなかなかに楽しませてもらいました。
特に詩乃ルートの終盤からRe:Callにかけての展開にはやられましたね・・・。たまんない。
ただ、この作品は詩乃ルートが全てという感じで、それ故に全体的に見ると詩乃ルートとそれ以外の個別との出来の差が激しかったというか、詩乃ルート以外はおまけという感じが惜しかったかなぁ。
まぁ終わりよければ全て良しという感じで、とにかく読後感のある素敵な終わり方をするシナリオだったので個人的には大満足。
【エッチシーン】
エッチシーンは、詩乃と未喜とゆめが3回ずつ、藍里が4回、その他5回の合計18回。
ボリュームとしては普通くらいですが、メインヒロイン以外にもサブキャラのエッチシーンがあるし、3Pもあります。
漣さんのエッチシーンが収録されていた事が個人的には大変に嬉しかったですね。ありがとうございます。
【ヒロイン】

■瀬峰 藍里
藍里シナリオは個別の唐突な入り方といい、展開の早すぎ感といい、もう少し一つ一つの話が広げれば良かったのになぁという残念さがありましたね。
ただ、こういう逆境から立ち上がる展開は良かったです。藍里の静かな闘志を燃やす姿が格好良かったです。
それにしてもこのルート、藍里よりもやもっさんのキャラが非常に立っていて、やもっさんを攻略したくなってくる感じがw

■栗原 ゆめ
エロっ娘ゆめさんの笑顔は癒されますなぁ。
ゆめシナリオはゆめ&美羽シナリオという感じですね。
とりあえず、美羽さんに罵られてゾクゾクしまくれるのでドS万歳シナリオですね。その罵りがご褒美です。

■岩出山 未喜
ちんまくて素直でノリの良い未喜ちゃんがとっても可愛い。
是非とも妹に欲しい一品である。
未喜の「・・・み、見せてるんだもんっ」発言に私、大満足。ありがとう。
あと、カレーが食べたくなりました。

■泉 詩乃
詩乃がホント良い子すぎて良い子すぎて・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
次第に弱っていく詩乃の姿を見るのがとても辛かったですね・・・。
表面上は諦めてる風を装ってるけど、内面では必死に生きようともがいている・・・そんな姿に胸打たれますね。
特に、詩乃が未来を語るシーンとか残した手紙がね・・・あんなの涙腺崩壊するに決まってますって。
【総評】
できわたは体験版をプレイして面白いなぁと思ったものの、ここ最近のあかべぇ作品に対して個人的に信用できなくなったこともあって最初は購入を見送っていたんですよね。
でも発売後は割と評判が良いことと、シモツキンの「Re:Call」がプレイしてから聴くと凄く良いと耳にしまして、シモツキン曲を思いっきり堪能するにはそれだったらやるしか・・・!とプレイしたわけですが、いやぁ・・・評判通りになかなかに良い作品でしたね。
この作品は詩乃のための作品といってもいいくらいに詩乃ルートとRe:Callの展開が秀逸で・・・。
おかげで「Re:Call」も聴いていて涙がこみ上げてくるくらいにかなり思い入れのある曲になりましたし、買って良かったと思えた作品でございました。